【子育てを愉快に】母である「あなた自身」を癒やし、抱きしめよう         

愉快に生きる

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コラム 愉快に生きる
 当シリーズでは、
わたしらしく愉快に生きたい!と願う元新聞記者アラ還母が、人生子育て、仕事、日常生活のなかで、困ったり迷ったりしたときに助けられた「愉しく生きる知恵」や「癒やされた考え方」や方法を、エッセイとともに綴ります。  

「自分らしく愉快に生きたい!」と願うアラ還母の子ども時代を振り返るエッセイとともに専門家から学んだ育児のヒントをお福わけ。

娘を育てるなかで、自身の幼いころの境遇、特に母への怒り(に隠れた寂しかった気持ち)が時折顔をみせていたわたし
その感情を抱えたまま、子育てをするのは難しかった💦

この感情をわが子に引き継がせないためには、まずは、わたし自身を優しく抱きしめることが必要でした。

大事なのは、”事実” とか ”客観” でなく、

わたしが、そのとき、そのことを、どう感じていたか

その気持ちを大切にして、母である自分を癒したいというお話です。

自分を癒す方法

自分を癒す方法は、当サイト「お福わけサロン」の「セルフケア&セラピー」をご覧ください。
わたしが専門家から習い、実践し、心身を助けられている、自分で手軽にできる東洋医学セラピーの方法や効果をお福わけします(^^)

セルフケア&セラピー

更年期やアラ還期は心身の変わり目。専門家が教えてくれた自分で手軽にできる心身の健康や癒しのヒントをお福わけ 。日々、助けられています(^^)

第1回エッセイ  ど根性とハグ 

記憶にないから 記憶に残ったこと

いまから50年前、小学1年生の夏。水泳大会で、無謀にも、50m自由形に出場しました。

高学年の子たちのなかにたった1人、小1の子が、どんな経緯で50m競泳に挑戦したのか全く覚えていませんが、

♪根性、根性、ど根性~ ♪根性、根性、ど根性~と、当時、流行っていたアニメ主題歌の一節を心の中でエンドレスで唱えながら、ダントツの最下位で泳ぎ切ったこと

水中から顔をあげたとき、ほかの選手はとっくにプールから上がっていて、ひどく恥ずかしかったこと、

うつむきながらプールから上がったわたしに、母が一目散に駆け寄り、びしょ濡れのわたしをその場でギュウと抱きしめてくれたことは、いまも時々思い出します。

忘れ得ぬ出来事になっているのは、きっと、

今のわたしから「根性」という言葉がずいぶんと遠くなったから、

そして、

わたしは、母に抱きしめられた記憶が、このとき以外にほとんどないからなのかも知れません。

押し込めた 「幼いわたし」の気持ち

わたしの子ども時代は、「根性」で彩られた昭和時代。どんなことも「根性」で乗り越えるのが美徳で、その “呪縛” に両親はドップリはまって、高度成長期を駆け抜けてきました。

日本中が、一列の横並びで、物質的な豊かさを求め、“一番” や “一流” を目指していたように思います。

「根性」を合い言葉に、「頑張れば頑張った分、豊かになり、物質的豊かさは幸せだ」と信じる大人たちは、「家族」「自分」は二の次で、必死に働いていました。

わたしの両親も例にもれず、寝る間も惜しんで仕事に励み、わが家では、同居の祖母が、家事と育児を一手に担っていました。

母と一緒に居たかった幼いわたしは、しょっちゅうお腹がいたくなり、
「ママ、おなかが痛い」と訴えましたが、そのたびに、母は、「あなたは寂しいときに、必ずおなかが痛いといってママを困らせる。ママは忙しいの、おばあちゃんといなさい」と振り向きもせず言うのでした。

そんな時代や両親のことを、否定はしません。
母は、わたしがしたいということは何でもやらせてくれたし、父も必要なものはすべて与えてくれました。何不自由なく、豊かな家庭に育ったのは間違いない。

母ならではの、父ならではのやり方で、子どもに目いっぱいの愛情を注ぎ、大切に守り育てていたことも分かっています。当時、同居していた叔母たちは口をそろえて、「初孫のあなたは、それはもう可愛がられて、皆が奪い合って抱っこしていたわよ」と振り返ります。感謝しなけりゃ罰が当たる。そんな気持ちが、もちろんあります。けれど、、、。

けれど、子どものわたしは、

ただひたすら、「寂しかった」し、「嫌だった」

そう思うことさえ、「ダメなこと」だと教えられ、幼いわたしは、いつしか、本音をおなかの奥底に押し込んで、代わりに、怒りや反抗という鎧で自分を守るようになっていました。

解消されていない感情を癒す                       

最近になり、心理学や発達医学の専門家に話を聞いたり、セラピストさんたちとわたしの子ども時代の話をしていくうちに、

この「寂しかった」、「嫌だった」という思いは当然なことで、そう思っても良かったんだ!と分かり

腑に落ちたような、ホッとしたような、
そんな子ども時代を悲しく残念に思ったり、いや、十二分に恵まれた子ども時代だった!と反論したい気持ちも湧いてきたり、
おさまりの悪い、複雑な気持ちになりました。

あるセラピストさんから、
”事実” がどうだったかではなくあなたに残っている、その『寂しかった』という感情に目を向けましょうと指摘されて、

「幸せだったんだから、マイナス感情をわざわざ見たくない」と抵抗感もありながら、
一方で、
「確かに、この解消されていない思いをなんとかしないとスッキリしないかも」とも感じました。

実際、娘を育てるなかで、わたし自身の幼いころの境遇、特に母への怒り(に隠れた寂しかった気持ち)が時折顔をみせていたから。


大事なのは、”事実” とか ”客観” でなく、

わたしが、そのとき、そのことを、どう感じていたか

その気持ちを大切にして、自分を癒したいと思うようになりました。



                       

「幼いわたし」を 抱きしめる


母への本音は幼いころに封印したまま、ましてや口になど出せるはずもなく、アラ還になってしまいました。

いまさら、年老いた80代の両親に何かを言っても始まらないと諦めています。

でも、
わたしの真実は、おなかの奥底に、ずっとあります

母にもっと抱きしめてもらいたかった

”根性があってもなくても、できてもできなくても、どんなあなたも大好きだよ ” と言って、ありのままを受け入れてもらいたかった!

この真実は消えない。

だから、
セラピストさんと、当時の気持ちを癒すセラピーも何度かして、

セラピストさんから教わり、ふだんから、「幼いわたし」がひょっこり顔を出すとき、「大人のわたし」がしていることは、

寂しかった「幼いわたし」を、「いまのわたし」が、しっかり受け止めることです。

「幼いわたし」に、そうだよね、寂しかったね、わたしは分かっているよ、嫌だったよねと語りかけて共感し、

どんなあなたも大好きだよ」と言ってあげる、

そして、心の中にいる「幼いわたし」を ギュッと抱きしめます

わが子に引き継がせないために

母である あなたを癒そう

エッセイ「ど根性とハグ」で書いたように、子ども時代のわたしは、大家族で過ごしていたにもかかわらず、寂しくて、いつもどこか満たされず、夜は何度も目を覚ましてしまい、怖くて不安でたまらなかった記憶があります。

そう、わたしには、身体感覚としての安心できる場が、なかったのかもしれません。

自分が安心感を持っていないのだから、どうやったら娘に安心感を与えられるのか、本当には分かっていなかったように思います。

子どもに「安心感」を与えるヒントについては、こちらをご覧ください)



子どもをありのまま受け止めるためにできること / ママの平日に『ローマの休日』
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でも、

わたしのように、気づいた時がチャンスです!

トラウマ研究の第一人者ベッセル・ヴァン・デア・コーク博⼠は、

自分自身のために、そして不安定な愛着をわが子に引き継がせないために、人間関係を結ぶ新たな方法を探すきっかけになる」といいます。

そして、わたしのように、身体感覚としての安心できる場がない場合、
⾃分⾃⾝の⾝体の中に、安全を感じる最も良い⽅法は、
ヨガや太極拳や気功を実践すること」だとアドバイスしています。

博士のHP(besselvanderkolk.com)で、博士がお勧めする無料のヨガのウェブサイトや呼吸法動画も見られますので参考にしてください。

わたしは、「安心感」を身体感覚として私のなかに作るため、心理学や発達医学神経系のセラピーやエクササイズも学びました。
(詳しくは、当サイト『お福わけサロン』の「セルフケア&セラピー」をご覧ください)

アラ還母
アラ還母

まずは、母である わたしが癒されることが、

娘にとっても良いことだったと感じます

そして、
セラピストさんたちが口をそろえて言ったのは、

与えられていないものを与えることは非常に難しい」という事実

そして、空っぽの泉から何とかして水を汲もうとしているわたしに、

「あなたはよくやっていますよ」と理解を示し、共感してもらえたことが、一番の癒しになりました。

あなたは すでに よくやっています



このブログを読んでくれている あなたは、

すでに、よくやっています。


と、わたしは伝えたい。

迷い、悩み、途方に暮れている あなたは、いまのわたし、あのときのわたし。
決して一人ではないことをわかってほしいし、

母である あなたへの癒しも必要だということを知ってほしい。

かつて子どもだった あなたやわたしが どう育てられてきたのか、親とのつながりや関係性、そうしたものが、子どもを育てるときに影響を与えているのだから。

娘との関係性を考えるとき、母と「子どものわたし」のつながり方を考えることなしにはいられなかったから。

だから、

子育てをしている あなたが、どうぞ癒され

いま、わたしが幸せを感じるためには何をしようかなと考えることを忘れずにいてください。

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アラ還母
アラ還母

子も親も、「いま」を愉快に過ごし、

皆が、自分自身に優しくなれますように

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あとがき

子育て中には、自身が子どもだったときにどのように育ったか思い出したり子ども時代の感情がよみがえることがあります。

もし、その思いがマイナスの感情だったり、悲しい出来事だったならば、親であるあなたが癒されてほしい。
セラピストさんから教わり、ふだんから、「幼いわたし」がひょっこり顔を出すとき、「大人のわたし」がしていることは、

寂しかった「幼いわたし」を、「いまのわたし」が、しっかり受け止めること

「幼いわたし」に、そうだよね、寂しかったね、わたしは分かっているよ、嫌だったよねと語りかけて共感し、

どんなあなたも大好きだよ」と言ってあげる、

そして、心の中にいる「幼いわたし」を ギュッと抱きしめます



そして、育児に悩んだり困ったりしているあなたは、すでに、よくやっています

頑張っているあなたが、幸せに愉快に過ごすことを忘れないでくださいね (^^♪

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”できることやできないことがある”  ”好きなことや嫌いなことがある”  ”したいことやしたくないことがある”
 
そういう、ありのままのわたしが、わたしは大好き!

そして、お父さんもお母さんも、子どもたちも、そういうわたしを大好き!

そう思える子どもには、そう思える大人には、

どんなに世界は安心で、愉快に映るだろう、と思うのです。
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心も身体も無理なく、愉しく(^^)

ご自分に合った癒やしの方法が、きっと見つかります
是非、お試しください!

                      

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