ハグで伝わる「安心感」/ 心のよりどころがあれば、この世は愉快!

愉快に生きる

ひとは、いくつになっても、どんなときも、ただ、抱きしめるだけで、 「大丈夫!」「安心してね」「愛しているよ」と伝えられる

幼児/児童期、反抗期や思春期はもちろん大人も愛されている」という「安心感があれば、
世界は愉快だと信じることができる!

今回は、子どものとき、大人になっても、わたしが一番もらいたいものは何だろう? と考えたお話。

コラム 愉快に生きる
 当「愉快に生きる」シリーズでは、
わたしらしく愉快に生きたい!と願う元新聞記者アラ還母が、人生子育て、仕事、日常生活のなかで、困ったり迷ったりしたときに助けられた「愉しく生きる知恵」や「癒やされた考え方」や方法を、エッセイとともに綴ります。 

第2回エッセイ 心のよりどころがあれば、この世は愉快!

バックハグで思い出した「安心感」

ある休日。

30代のわたしは新聞記者として働いていて、確か、あの日は、休日出勤をした代休で、久しぶりに幼い娘とゆっくり過ごしていたのだと思います。

心身の疲労はピークで、少し眠たくて、背を丸めてペタリと床に座っていたわたしの周りを、幼い娘はケラケラ笑いながらグルグル回って遊んでいました。

愉しそうで良かった!と思いながら、つい、わたしがウトウトしかけたそのとき、
娘が、いきなり、わたしの背に抱きついてきたのです(いまで言う バックハグ ⁈)

小さい手で、小さい身体すべての力で、仕事で疲れた母をいたわるように癒すように抱きしめられて、
わたしは、一瞬で温かく満たされ、疲れなんて吹っ飛んで、何とも言えない「安心感」でいっぱいになりました。

人生いろいろあるけど何とかなる! 頑張ろう! と、たちまち力が湧いてきたことを覚えています。

何度でも感じたいと思うあの感触、ずっとこのままでいたい!と思う、あの心地よさは忘れることができません。

そして、

あ、この感じ!、
母の ”いい子いい子” の あの感じ!

と、思い出したのです。

母がかけた 消えない ”魔法”

わたしが実家で暮らした高校生のころまで、母は、夜中、子ども部屋にそっと入ってきて、
わたしの頭を優しく、
“いい子いい子” と何度もなでてくれました。

そのことに気づいたのが、思春期真っ只中の反抗期のころでしたから、わたしは寝たふりをしていましたが、
母の手のぬくもりは温かく、愛情そのものだったように感じます。

あるいは、母も、わたしが寝ている(と思っていた)から、“いい子いい子” ができたのかもしれません。

昭和の家庭の例の漏れず、親子のスキンシップなどあるはずもなく、わたしには、「親から抱きしめられた」という記憶がほとんどありません。
もちろん、乳幼児のころのことは覚えていませんが。

もの心がついた時には、父母は仕事、家事育児は同居の祖母が担う ”完全分担制” で、
子どものわたしは、ただひたすら母の不在が嫌で、寂しくて、どこか、心が落ち着かない毎日を過ごしていました。

反抗期には、病気の時や不安な時にさえ傍にいない寂しさで、母への怒りが大噴出して、顔を合わせれば文句しか言わない娘でしたから、
母にとったら、わたしが寝ているときだけが、子どもに愛を伝えられる唯一の機会だったのかもしれません。

そして、なにより、わたしにとって、

母の ”いい子いい子” がもたらす「安心感」は格別で、じんわりと心底満たされ、魔法のように、わたしの心に根を張りました。

いつだって母と一緒に居られる安堵感は束の間、
次の瞬間には、「ああ、やっぱり、居なくなっちゃった」と現実を突きつけられて落胆し、寂しさは怒りと諦めに代わる日々の繰り返しのなかにあって、

それでも、当時のわたしが、

「お母さんは、わたしを愛している」と信じることができた、唯一で、最後の砦のような「心のよりどころ」
それが、母が頭をなでてくれる ”いい子いい子” だったように思います。

スキンシップで 安心感

「触れる」ことで「安心感」が伝わる

心理学などを学ぶなかで、わたしが娘のバックハグや母の ”いい子いい子” で感じた感覚「こころのよりどころ」のことを、

研究者たちが、身体的な安心感」「安全基地」「愛着の絆で結ばれた安全な避難所と表現していることが分かりました。


イギリスの児童精神科医ボウルビーは、

「子どもは、特定の大人の表情や姿勢、声の調子、生理的変化、動きのテンポ、行動の変化に非常に敏感」であり、

子どもが空腹のとき、怖がっているとき、苦しんでいるとき、

その「特定の大人に抱きしめられたり、触れられるという肉体的接触の維持が、子どもの情緒・知的発達に重要」であることを示しました。

6か月―3歳は大切な時期で、
特定の大人との永続的な情緒的つながり」=「愛着(アタッチメント)」は、

子どもにとって「避難する港」「安全基地」になること、

この「避難する港」や「安全基地」があることで、
子どもは、恐れや不安をはねのけて、安心して社会に飛び出していくことができるといいます。

なるほど、

おそらく、乳幼児期から高校時代まで続いた母の ”いい子いい子” は、「永続的な情緒的つながり」=「愛着(アタッチメント)」だったかもしれません。

子どものころのわたしは、どんなときも、なぜか、「わたしはわたし!」という揺るぎない自己肯定感があり、今から思っても不思議なのですが、

それは、この ”いい子いい子” のおかげかもしれません。

アラ還母
アラ還母

不在ばかりの母でしたが、母なりの愛し方で、わたしの「安全地帯だった」と、いまは思えます

トラウマ研究の第一人者ベッセル・ヴァン・デア・コーク博⼠は、
著書『身体はトラウマを記憶する 脳・心・体のつながりと回復のための手法』(紀伊国屋書店)のなかで、

愛着の絆で結ばれた安全な避難所をもっていることで、子どもは環境や周囲の人と同調でき、自己認識や共感、衝動の抑制、自発性を発達させ、より広範な世界へ出ていける」と指摘。

反対に、「愛されている、安全だと感じた記憶が欠けていると、人間の優しさに反応する脳の受容器は、どうしても発達しそこなう可能性がある」と記しています。

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母からわたし、わたしから娘に

母から受け継いだ ”いい子いい子” は、無意識のうちに娘にもしていました。

心理学や精神医学などを学んだり専門家に取材し、神経系のセラピーを受けたりして、

おでこや頭を “いい子いい子” となでることが、科学的にも癒しになることを知りました。

おでこや頭にさわってもらうと、交感神経の活動が抑えられこころが落ち着きます。

頭痛や頭重感、脳の興奮や疲労などを和らげる頭の気功にも通じるようです。

手のひらには、「気」の出口と言われるツボ「労宮」があるので、

ストレス反応に関係する脳の扁桃体や、「神経Wi-Fi」とも称される共感や同調に関係するミラーニューロンを含む前頭葉に、「気」を送り込むような意識でなでてみたらいいかも。

アラ還母
アラ還母

何はともあれ、難しいことより、
「いい感じ」や「温かい感じ」が大切(^^♪

小さい子には、いつでも、おでこや頭を “いい子いい子” ♪

多感な年ごろの子には、面と向かっては難しいかもしれないので、寝ている時がおすすめ

娘はもう大人ですが、なにかストレスがあるとき、いや、なにもなくても、
わたしは娘の寝顔をみると、いまも ”いい子いい子” と言いながら、頭を何度もなでてしまいます。

子育ての必殺技 「抱きしめる」

頭をなでることもそうですが、スキンシップ乳幼児期ばかりでなく児童期や、さらに思春期以降も必要で、

親として、どうしていいかわからないとき、
親として、子どもに何を言っていいか分からないとき、

子が何歳であっても、『抱きしめるだけ』でいいんですよ!と、子どもの精神発達に詳しい専門家は強調します。

専門家
専門家

言葉はいりません。どう接していいか分からないとき、
ただ、しっかりと抱きしめて



脳医学的にも、抱きしめることによりストレスが低下し、安定化することが分かっているそうです。

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愛する人から触れられることは、情緒の安定に非常に効果的です。

「セルフケア&セラピー」では、さまざまな角度から「触れる」ことで癒される効果や方法をお福わけしています!



アラ還母
アラ還母

「抱きしめる」って、心のくすり、安心感を得る必殺技なのですね

わたしは、娘が生後10か月の時に保育園とベビーシッターさんに預けて仕事を続けましたが、一緒に居られるときには意識して娘をギュッと抱きしめていました。

(正直、このときは、わたし自身は「抱きしめられる」ことが「安心感」につながる実感はなく、知識として、「子どもを抱きしめることが大事だから」抱きしめていただけですが💦)

当時、ベビーシッターさんに、「ママと一緒にいる時間が少ないけれど、このハグをみると大丈夫だわ」と言われたことを思い出します。

ところが、
娘が成長するにともない、いつしか抱きしめることが少なくなって、気づいたら、小学3,4年生ころからか、娘を抱きしめることは、ほとんどなくなっていました。

でも、よく考えると、

乳幼児期のスキンシップも重要だけど、

悩み事も出始める児童期以降こそ、この「抱きしめる」という必殺技が必要ではないか、

思春期や反抗期といった人生の面倒くさく大変な時期こそ、親は「避難する港」であり「安全地帯」であることを示すことが必要ではないか。

アラ還母
アラ還母

反抗期には、抱きしめようとしても嫌がり、それでも抱きしめ続けて、
親子レスリングでもしているかのような状態になったとしても、
それでも抱きしめたい、と思うのです




優しいぬくもりは、大人にも必要!

娘が18,9歳のころ、わが家の「ハグ」は復活し、日常的にいつでも「ハグ」、どこでも「ハグ」。最近は、娘とわたし、お互いがお互いの「安全基地」になって、支えあっている気がします。

先ごろ、83歳の義母が手術をしました。当日の朝、93歳の義父は、しっかりと義母を抱きしめたそうです。
「いつも、○○(娘の名)がハグをするだろ。だから、俺も、ハグしたんだよ」と(^_-)-☆

ひとは、いくつになっても、どんなときも、ただ、抱きしめるだけで、
「大丈夫!」「安心してね」「愛しているよ」と伝えられる。

アラ還母
アラ還母

娘からのバックハグでじんわりと安心感を実感したように、
青年期、老年期だって、
大人になっても、「抱きしめられる」ことの癒し効果は絶大(^^♪


ボウルビーさんが研究した通り、幼少期からハグすることは、子どもの情緒・知的発達に欠かせませんが、
大人になるまで、「抱きしめる」習慣をつけておくためにも、
赤ちゃん時代から欠かさず毎日、「おはよう」「いってらっしゃい」「ただいま」「おやすみ」のあいさつとともに、あるいは、日常の中で、「嬉しい」「悲しい」「さびしい」「たのしい」と揺れ動く感情を包み込むように、「ハグ」したい。

思春期でも大人になっても、スムーズに「ハグ」ができたら、どんなに「安心」し、心強いことか!と思います。

甥っ子は中学2年生の多感な時期で、従妹たちとはあまり会話もないそうですが、わたしやわたしの娘とは赤ちゃんのころからハグをしているので、いまも会うと必ず、大きな大きなハグをします。

とはいえ、
ハグのハードルが高い時期や、「いやいや、いまさらハグは無理✖ 」という方は、
是非、寝ているときの ”いい子いい子” を

安心感や愛情も伝わる「腎臓に触れる」という癒しの方法もあります。どうぞお試しあれ。

アラ還母
アラ還母

子育てのプロや達人はどこにもいません。
分からないまま進むしかないのが子育て💦

だから、抱きしめる」という必殺技があるのかもしれませんね

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あとがき

子どもは大人から何をもらったら一番うれしいかな、と考えるとき、
「愛されている」という「安心感」の感覚に勝るものはない! とおもうのですが、いかがでしょうか。

ひとは、いくつになっても「安心感」を感じることで、伸び伸びと自由に生きることができ
世界は安心で愉快なんだと信じて歩めるのではないかと思います。

そのためには、乳幼児期から、
永続的な情緒的つながり」=「愛着(アタッチメント)が必要で、具体的には、「ハグ」「頭をなでる」「腎臓に触れる」などの身体的なふれあい=スキンシップを取り入れたい。

児童期や中高生になっても親や家族、信頼できる大人から抱きしめられたら、どんなにか子どもは心強いかと思います。

愛着(アタッチメント)」によって、大人は子どもにとっての「避難する港」や「安全基地」になり、「避難する港」や「安全基地」があることで、子どもは、恐れや不安をはねのけて、安心して社会に飛び出していくことができるといいます。

そして、大人になっても、「抱きしめられる」ことの癒し効果は絶大(^^♪ 

アラ還母
アラ還母

大人になっても、ハグをして、安心を与え合えたらいいな

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