「腎臓に触れる」という癒しの方法があり、手軽にいつでもできるうえに、心の安定に非常に効果を感じます。
元新聞記者のアラ還母が、専門家に学び、実践した方法をお福分けします。
手のひらで腎臓にそっと触れると、自分も、他者も、温かく癒されますよ。
アラ還母が専門家に学び、助けられ、実践しているリラックスの方法を「セルフケア&セラピー」シリーズで各種、お福わけしています。
心も身体も無理なく、愉しく(^^)
更年期やアラ還期は心身の変わり目。専門家が教えてくれた自分で手軽にできる心身の健康や癒しのヒントをお福わけ 。日々、助けられています(^^)
ご自分に合った癒やしの方法が、きっと見つかります。
是非、お試しください!
ストレスや免疫に関係が深い腎臓に ”触れる”
ソマテイック・エクスペリエンシング(SE)と呼ばれる身体と神経系の統合をベースにしたセラピーを受けた際に、初めて、「腎臓に触れる」体験をしました。
といっても、もちろん、直接に触れるのではなく、わたしの背中の腎臓のあたりを左右順番にセラピストさんの手のひらで触れる、というもの。
セラピストさんが触れているわたしの腎臓あたりからボコボコと何かが出ているような奇妙な感じを味わったり、腎臓に触れられて、なんと5分もしないうちに眠ってしまうこともありました。
腎臓(副腎)からは、アドレナリンやコルチゾール(別名ストレスホルモン)などストレスに対応するさまざまなホルモンが出ていて、免疫機能の調整や神経系のサポートなどの働きをしています。
さらに、副交感神経のひとつ「背側迷走神経」も腎臓を通っているといわれます。
手のひらで触れるだけで、こうしたホルモンや神経系に作用するなんて、
簡単すぎて、本当かな?と思うのですが、腎臓がどうやらストレスと関係が深いこと、
そして、
なにより、気持ちよく眠くなり、リラックスができる! コレが大事
不思議だけど、心地よさを実感するから、緊張や不安があるとき、なぜかソワソワザワザワするとき、苦しいとき、悲しいとき、疲れてしんどいとき、
とにかく、心身の不調を感じたときは迷わず、腎臓に触れています。
触れ方は? 気功の要領で
精神科医の神田橋條治先生が著書『精神科養生のコツ』(岩崎学術出版社)のなかで、「掌の気功」を紹介していますが、これは、腎臓を触れる際にも通じる考えだと感じています。
神田橋先生は、手のひらでの治療をしていて分かったこととして、
「左の手のひらは右の体を癒し、右の手のひらは左の体を癒す」ことをあげています。
神田橋條治著『精神科養生のコツ』
「手のひらを反対側の半身にふれるとき、身体の状態は良くなる」と。
これは、「自分にする場合も、人にしてあげる場合も同様」で、
「反対側の手のひらを当てるのが難しい場合は、同じ側の手の甲を使い、
体の中心部は、たいてい左の手のひらをあてるほうが良い」と記されています。
以前、SEを受けるとき、セラピストさんを観察していると、わたしの左側をセラピストさんの右手で触れていたことは確認しました。(セラピー中は目を閉じていることが多く、すべてはチェックしていませんが。。)
わたしは、気分的に、左右を使い分けていますが、
もちろん、それぞれが自分の感じ方を優先するのが大切。
右側を右手で触れたければ、そのほうがいいと思いますし、日によって、触れる人によって、「いい感じ」は異なることもあるかもしれませんね。
とにかく、自分が「気持ちいい」ことが一番大事!
どのくらい触れる?
1カ所につき、20分間位を目安に触れています。
というのは、セラピーを受けた当初、セラピストさんが1カ所につき、そのくらいの時間で触れていたのでマネをしているのですが、その時々の「感じ方」次第で、自分のいい感じで切り上げるのがいいのではないかと思います。
触られて痛さを感じたり、触っていてビリビリしびれることもあります。
嫌な感じになったら触るのは中止
必ず、「いい感じ」を探って、続けるようにしています。
張っている? 柔らかい? 腎臓を触れて分かる体調 (漢方医学)
疲れた時、ふと、腰に手をやること、ありませんか?
あの要領で、腎臓に触れています。腎臓の場所は、肘の高さあたり、腰の左右1つずつ。
漢方医学を勉強した際、漢方医の先生から、
腎臓の反射点である腎愈というツボが腰の両側(腰椎2番の両側、腎臓のあたり)にあり、 右側の腎愈は、免疫系を、 左側の腎愈は、泌尿器系をつかさどる
と習いました。
つまり、
ストレスで免疫力が低下したり、貧血気味、うつ傾向のときは右の腎愈が張ったり、痛みを感じることがあり、 泌尿器系の異常の場合は、左の腎愈が張っている、といいます。
講義中、クラスの皆で、各々の腎愈を触れてみたり、
先生がわたしの腎愈に触れ、
ストレスがありますね。右の腎愈が張っていますよ。
免疫系に負担がかかっているから、よく休んで!
と、しょっちゅう、指摘されていました💦
ちなみに、腎臓を触って癒されたら、次は、手のツボ「合谷」をもんで刺激してみてください。 右の腎愈が張っている場合は、右手の合谷を、左の腎愈が張っている場合は、左手の合谷を、1,2分刺激してから、再び、腎愈を触ると、柔らかくなっているのを感じられますよ。 詳しくは、こちらもご参照ください!五輪選手も癒やす⁈「貼るお灸」免疫力上げ、ストレス緩和!「ツボストレッチ」も万能ツボ「合谷」、女性ツボ「三陰交」などに簡単に貼れるお灸をしたり、ツボストレッチで複数のツボを一気に刺激.。血流や心身状態が改善します。中高年&コロナ禍の強い味方!
張っている腎臓を触りながら、「ああ、わたし、ストレスためながら、よく頑張っているなあ。 ゆっくり、ほっこりしてね~」などと思うことも。
電車に乗っているとき、行列しているとき、掃除や料理中など家事の最中、仕事中、テレビを見ているときなど、あ、いま腎臓にふれたいと思うときに触れています。
コロナ禍以前は、学生時代の仲間と頻繁に会えたので、おしゃべりの途中で、この”腎臓タッチ”を紹介したことがありますが、
皆が、それぞれ自分の腎臓に触れて必ず言うことは、「あ、温かい!」です。
この温かさが、大切な癒しだなと感じます。
家では、横向きに寝っ転がると、反対側の手のひらでも腎臓に触れやすいので、ゴロゴロしながら、あるいは、寝る前に、ほっこり自身を癒しています
愛情も伝わる(^^♪
家族や親子、友人同士、、、大好きな人や信頼できる人から腎臓に触れてもらったり、あるいは、大切に思う人の腎臓に触れてあげることも、「つながる」神経も癒されて、とってもいい。
セラピストさんから、「お母さんがお子さんにやさしく触れてあげることは、なにより癒されます」と言われたことがあります。
娘にストレスがあったり、緊張や不安があるとき、わたしは、娘の左の腎臓を、わたしの右手で20分間触れ、次に、右の腎臓は、わたしの左手で20分間触れていました。
手のひらには、「気」の出口と言われるツボ「労宮」があるので、「愛情という気」を送り込む気持ちで触れていました
小さいお子さんはもちろん、思春期や青年期のお子さんにも、是非、やってみてほしいと思います。
子どもはいくつになっても、親からの温かいぬくもりを必要としているから😊
そして、
いまは、アラ還母がイライラし、疲れている時、ソワソワザワザワしているとき、そっと、娘が私の腎臓に触れてくれます
SEや気功の専門知識はなくとも、愛情は手のひらで伝えられ、温かい気持ちになります。
そして、自分にも愛情を伝えたい!
手のひらを、そっと、ご自身の腎臓あたりに触れてみてくださいね。
こちらもご参照ください!
まとめ
- 免疫機能の調整や神経系のサポートなどの働きをしている腎臓あたりを手のひらで触れると、温かく、癒される。
- 左の手のひらは右の体を癒し、右の手のひらは左の体を癒すので、腎臓も反対側の手のひらか、同じ側の手の甲で触れるといい。が、自分のいい感じに従って触れるのが一番いい。
- 心身の疲労時、腎臓に触れたいと思うときに、20分間くらい触れる。嫌な感じがあれば切り上げる。
- 漢方医学では、右側の腎愈は、免疫系を、左側の腎愈は、泌尿器系をつかさどるといわれ、異常があると、腎愈が張ったり、痛みが出ることも。触れて確かめ、癒そう。
- 手のひらには、「気」の出口と言われるツボ「労宮」があり、愛情を送り込む気持ちで、人にも自分にも触れる。腎臓に触れることで、「愛情」も伝わる☺
「ストレスを癒し、神経系を整える方法 自分に優しく、自分を大事に」でも、コロナ禍に役立つセルフケアの方法をお福わけしています。是非、ご覧ください!
専門家に学び、助けられ、実践しているリラックスの方法を「セルフケア&セラピー」シリーズで各種、お福わけしています。
心も身体も無理なく、愉しく(^^)
ご自分に合った癒やしの方法が、きっと見つかります。
是非、お試しください!
わたしらしく愉快に生きたい!と願う元新聞記者アラ還母が、人生や子育て、仕事、日常生活のなかで、困ったり迷ったりしたときに助けられた「愉しく生きる知恵」や「癒やされた考え方」を、コラム「愉快に生きる」シリーズで、エッセイとともにお福わけしています。 みなが、自分に優しくいられますように。